多機能な介護用ベッド

それまでに準備をする。デイサービスから帰ってくるヤトミさんを、送迎パスの発着所まで迎えに行為、、車椅子に乗せてくる。「お祖母ちゃん。今日から下の部屋にするよ」「二階がいいの?今日から一階じゃなかったの?」「ああ、そうか。じゃ隣に行きましょう」「あら、そうかい」ヤトミさんはニンマリした。ところがベッドを見Tブネだした。「わたしゃべッドは嫌だよ。落ちるか-bi-・」「落ちたって大丈夫よ、畳だから」お母さんはいうことが大胆だ。実の母親だからいえるものの、嫁だったら一悶着だ。「とにかく寝てみなさいよ」ブネるヤトミさんを説得して強引にベッドに上がらせ、寝かせてみたら「暖ったかいね!」。たちまちご機嫌になった。燦蝶ピ陽が射し込む二階ピ比べT、一階の寝室は結構冷える。それがベッドだピ寒さを感じない。思わぬ効用だ。こっちは介護しやすいようにピ考えてのこピだったが、ベットが暖かいピいうことには気か困らなかった。ャトミさんが満足Lてくれれば、しめこの兎だ。ピリあえず、一階ピ二階の押入の夜具を入れ替える。畿の荷物はボツボツやろう。その夜、寝る設になって「そろそろ二階に行きましょうかね」とヤトミさんが惚けたこピをいう。あれほピ一階にくるのを楽しみにしていたのに、第一日目にLT忘れTいる。それほどに習慣っTものはすごいんだね。リビングの椅子から立ち上がり、杖を突いTヨチヨチ行くのについT行き、着替えを手伝い、ベットに上がるのを見守る。なんどか一人でこなす。電気ヒーターをつけてやリ、軽い持け布団をトントンピ叩いてやって、ヤトミさんの引っ越しの犠式は完マdtLJに。-はじめてのベッドは家族が試し寝をしてから「できるだけ二階で」とこだわっていた私たちも、ヤトミさんの限界を感じ、一階への引っ越しを決心した。また、それまで布団で寝起きしていたヤトミさんだが、立ち上がるのに苦労するようになり、持ち上げようとすると腰にくるなど、で取得した私たちの負担も重くなってきたので、引っ越しを機にベッドに変えることにした。介護関連商品の中でも、ベッドは充実しているだろうと思っていたが、いろいろ見てみると、ちょうどいい電動ベッドというのが案外見つからない。どれも大袈裟で、部屋に入れるとそれだけで一杯になってしまうのだ。ヤトミきんを一階に移すとなると、私たちの寝室だった入畳間しかなく、そこには新婚当時の洋箪笥と和箪笥が置いてあり、結構な面積を占めている。
EZ026_L それを二階に運ぴ上げることは不可能なので、中身を二階の箪笥と入れ替えるしかない。箪笥をそのままにするとなると、大きなベットは扱いに困る。折り込み広告で見つけたベッドは、電動式ではあるが厚いマットレス2枚を繋いでできているもので、非力な妻でも簡単に持ち運べた。開発者が自分の父親に使わせるために考えたものとのことで、値段も手頃。すぐさま電話で注文した。マットレスの上に厚手の布団を重ねても畳から却センチ程度と、普通のベッドよりもはるかに低いので、「落ちる」と心配していたヤトミさんもすぐ慣れた。この時、最初から多機能な介護用ベッドにせず、わざわざ高さの低いベッドを買ったのは、ヤトミさんの自立を考えていたからだ。杖をついてでも、這ってでも、自分の力でベッドまで行って寝られるということ、リモコンで上半身を持ち上げたら自力で起き上がれるということを主眼に選んだベッドだ。これもある意味「いじわる」だ。ヤトミさんが自力でベッドから降りられなくなり、私たちが手伝うようになったら、たとえリクライニング機能があっても、マットの位置が低すぎて抱えるのが大変になる。いずれは、ちゃんとした介護用ベッドに変える必要に迫られる。それは容易に想像できたが、ヤトミさんのその時点での状況に合わせて選んだのだ。まず私が試し寝をして、次の夜は妻が試し寝。寝心地は悪くない。マットだから柔らかすぎるかと思ったが、それほどでもない。繋ぎ目が不安定といえば不安定だが、厚い布団を敷くことでそれも解消する。介護用品は何でもそうだが、実際に使ってみなければわからないところがある。特にベッドは、一日のうちでもっとも長い時間使用するものだ。本人が寝る前に介護者が使って、不具合があれば調整しておきたい。蛇足だが、たとえ二部屋間とはいえ引っ越しは引っ越し。荷物の整理がそれはそれは大変だった。初年以上も暮らした部屋なので、お互い相当の物持ちになっている。ヤトミさんにいたっては決して物を捨てないし、他人様が捨てた粗大ゴミをもったいないと拾ってくる御仁。我が家の引っ越しは暮れも押し迫った頃だったので、年末の粗大ゴミの日を逃さぬよう計画的に進めなければならなかった。物をため込んでしまう高齢者は、ヤトミさんだけではないはずだ。お年寄りの部屋を片付ける時は、ちょっとした覚悟がいるかもしれない。買うもの、借りるものーー介護の必需品【2001年8月四日】お母さんの骨折Lた足のリ占岬リ具Aに虫ること、ができない。